朝ドラ「エール」が、2020年3月30日(月)からスタートしました!
第1週のテーマは『初めてのエール』です。
今回は、朝ドラ・エール「第1週」の
- あらすじ
- 1話〜5話までのあらすじ
- ネタバレ
について、まとめてみました。
朝ドラ・エール「第1週」あらすじ
朝ドラ・エール「第1週」のあらすじです。
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大正時代。
福島の老舗呉服屋の長男・古山裕一(石田星空)は不器用で内気な少年で、いじめられがち。しかし担任の藤堂先生(森山直太朗)の勧めで作曲を始めると、秘めた才能を発揮する。
一方、父の三郎(唐沢寿明)と母のまさ(菊池桃子)は店の経営に行き詰まっていた。そこに裕一の伯父・権藤茂兵衛(風間杜夫)からある申し出があり…。
ある日、音楽家を夢見る裕一は、ガキ大将の村野鉄男(込江大牙)の秘密を知ってしまい!?
引用:公式サイト
朝ドラ・エール「第1週」各話のあらすじ
朝ドラ・エール「第1週」各話のあらすじです。
エール「1話」あらすじ【3/30】
激動の昭和という時代、音楽の力で人と人とを結んで勇気づけたある夫婦の物語。
昭和39年10月10日、東京オリンピック開会式の日。
聖火ランナーが東京の街を走り、国立競技場でまもなく開会式がはじまろうという時、会場に来ていた古山裕一(窪田正孝)が姿を隠してしまう。あわてて裕一を探しまわる妻の音(二階堂ふみ)。
裕一は、自分が作曲した開会式の音楽を皆が受け入れてくれるか不安だったのだが、その時…
エール「2話」あらすじ【3/31】
明治42年。福島の県下有数の老舗呉服屋「喜多一」の店主・古山三郎(唐沢寿明)とまさ(菊池桃子)に、待望の長男・裕一が誕生する。
三郎は大喜びで当時はまだ珍しいレジスターを奮発して買ってしまったほど。…
それから10年。
両親の愛情をたっぷり受けて育った裕一(石田星空)は、不器用で内気な少年で、同級生からもいじめられがち。
乃木大将と呼ばれるガキ大将の村野鉄男(込江大牙)にも目をつけられてしまい…。
エール「3話」あらすじ【4/1】
蓄音機から流れる西洋音楽に夢中になっている裕一(石田星空)だったが、運動会の日が近づくにつれ、憂うつな気持ちを募らせる。
父の三郎(唐沢寿明)は裕一を元気づけようと、速く走る練習をするが、運動会の練習でも失敗して皆の足をひっぱってばかり。
真面目に取り組んでいないと思われて、体育教師に叱られているところを、赴任してきたばかりの藤堂清晴先生(森山直太朗)に助けられる。
そして運動会の当日…。
エール「4話」あらすじ【4/2】
裕一(石田星空)は小学5年生になり、音楽教育に力を入れる藤堂先生(森山直太朗)が担任になる。
ある日、藤堂先生が北原白秋の詩に曲をつける宿題を出す。
クラスメートの佐藤久志(山口太幹)は、普段から西洋音楽を聴いている裕一ならきっと作曲できると言う。
裕一は母・まさ(菊池桃子)と、川俣にある母の実家を訪ねる。祖父の権藤源蔵(森山周一郎)と祖母の八重(三田和代)、伯父の茂兵衛(風間杜夫)が出迎えるが…。
エール「5話」あらすじ【4/3】
日本は急激な不況に見舞われ喜多一の経営が行き詰ってしまう。
三郎(唐沢寿明)は、経営を立て直すために必要な金を借りようと奔走するが、ことごとく断られてしまい、頼むべきところはまさ(菊池桃子)の兄の茂兵衛(風間杜夫)しか残されていなかった。
一方、裕一は作曲を楽しむようになり三郎から楽譜を買ってもらう。
しかし、そんな裕一を妬むいじめっ子の太郎(田村継)と史郎(細井鼓太)が楽譜を奪ってしまい…
朝ドラ・エール「第1週」ネタバレ
最後に、朝ドラ・エール「第1週」のネタバレです。
◉第1週:初めてのエール
日本で初めてオリンピックが開催された、昭和39(1946)年10月10日。
東京の国立競技場で、古山音は夫の古山裕一を捜していた。
まもなく開会式が始まり、裕一が作曲した『オリンピック・マーチ』が、世界に向けて演奏される。裕一はその緊張に耐えかねて、地下のトイレに籠もっていたのだ。
ようやく裕一を見つけ出した音が励ます。
「大丈夫!あなたの曲はすばらしいんだから!」
それでも尻込みする裕一に、原爆で親兄弟すべてを失ったという長崎出身の警備員が声をかけた。
「生きる希望を与えてくれたのは、先生の・・・『長崎の鐘』です。先生の曲は人の心を励まし応援してくれます。先生の晴れ舞台です。どうか、どうか会場で!」
その言葉に背中を押され、裕一と音は大観衆があふれる会場へと向かう…。
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裕一は、明治42(1909)年8月、福島市の老舗呉服店「喜多一(きたいち)」の四代目店主・三郎(さぶろう)・まさ夫婦の長男として生まれた。
なかなか子宝に恵まれず、諦めかけていたときに授かった子供とあって、三郎は大喜びだ。二年後には弟の浩二(こうじ)も生まれ、古山家は四人家族になった。
大正8(1919)年、両親の愛情をたっぷり受けて、裕一は心優しい少年に成長していた。しかし、運動はからっきしだ。緊張すると言葉がうまく出なくなり、自分の内面を外に表すことも苦手だった。
ある日、いじめっ子たちにからかわれた裕一は、頬に傷を作ってしょんぼりと帰ってきた。
三郎が心配して声をかける。
「人生はいろいろある。ながなが思い通りにはなんねえ。だがら、なんでもいい。夢中になれるもんを探せ。な?それがあれば、生きていげっから」
そして、新しく買った舶来品のレコードを聴かないかと誘うが、裕一は興味を示さない。三郎はしかたなく居間に戻ると、レコードをかけた。
『威風堂々』のメロディが流れる。すると裕一はパッと目を見開き、蓄音機に吸い寄せられるように居間に入ってきた。もう三郎の声も耳に入らない。裕一は音楽に、全神経を奪われていた。
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小学校の運動が近づいてきた。
運動が苦手な裕一は憂鬱顔だ。騎馬戦の練習では、上に乗った生徒を支えきれず、いつも崩れてしまう。体育教師の新田は、そんな裕一を校舎の隅に連れていき、平手打ちした。
「よしましょうよ、先生」
さらにもう一発ち振り上げた新田の手をつかむ人がいた。東京から赴任してきた教師・藤堂清春(とうどう・きよはる)だ。藤堂は、他人との違いを気にするなと、裕一の肩を優しくたたいた。
運動会の日。
騎馬戦はなんとか持ちこたえた裕一だったが、徒競走では転んでしまう。生徒たちに笑われ、起き上がる気力を失って地面に這いつくばった裕一の耳に、ハーモニカのメロディが聞こえてきた。
藤堂の指揮で女生徒たちが演奏を始めたのだ。会場に手拍子が広がる。裕一は立ち上がり、音楽に包まれながらゴールへと走り出す。その音楽は、生まれて初めて聞く、自分へ向けられたエールだった。
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大正9(1920)年、春。
裕一は5年生になった。担任は、音楽教育に情熱を傾ける藤堂だ。同じ組には、一風変わった金持ちの息子・佐藤久志(ひさし)もいた。
ある日、藤堂は生徒たちに、北原白秋の詩に曲をつけるという課題を出した。
「と、父ちゃんは、曲、作ったごどあっか?」
家に帰った裕一は三郎に相談するが、もちろん三郎に作れるわけがない。
次の日、裕一はまさと一緒に、まさの実家の権藤家(ごんどうけ)がある川俣に出かけた。母と一緒に映画を見た後、歌声に誘われて入った教会で、裕一は聖歌を歌う一人の少女に釘づけになる。
それは8歳の音だった。音は父親の出張についてきて教会の前を通りかかり、飛び入りで参加したのだ。
翌日、家に戻った裕一に、三郎が五線紙と『作曲入門』と書かれた本を差し出した。しかし、本を読んでもどうすればいいのか分からない。
「浮かばなれば、ハーモニカでもここのオルガンも使ってもいい。とにかく音を出して、曲をつけてみろ。楽しいぞ」
藤堂の言葉を思い出した裕一は、翌朝、学校の唱歌室でオルガンを鳴らしてみた。川俣での思い出が頭の中を駆け巡る…。
「出来た…」
突如、黒板に向かい、取り憑かれたように一心不乱に音符を書き始めた。
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黒板に書かれた曲を見た藤堂は驚愕する。
すぐに喜多一を訪ね、裕一には類稀な音楽の才能があると、両親に伝えた。そして、帰ってきた裕一に言った。
「人よりほんの少し、努力するのが辛くなくて、ほんの少し簡単にできること、それがお前の得意なものだ。それが見つかればしがみつけ。必ず道は開く」
裕一の才能は学校中の噂になり、自分の詩に曲をつけてほしいと、生徒たちが集まってくるようになった。
ある日、裕一は、学校一の悪童と呼ばれる村野鉄男(むらの・てつお)が、一人の農民に突き飛ばされるのを目にする。鉄男は父の善治(ぜんじ)を手伝って魚を売り歩いているのだが、その魚が腐っていたのだ。
鉄男が落としていった『古今和歌集』を拾った裕一は、しばらくして、その本を届けようと鉄男の家を訪ねた。
「ふざけんなっ!」
男の怒号がした。家から放り出された鉄男が口から血を流し、這いつくばって泣いている。
鬼の形相をした善治が現れた。
以上、最後までご覧いただき有難うございました!