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麒麟がくる|17話 ネタバレ・感想【さよなら道三】5/10

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NHK大河ドラマ「麒麟がくる」第17話が、2020年5月10日(日)に放送されました。

道三と高政が戦った、長良川の戦いが始まりました!

 

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今回は、麒麟がくる「第17話」

  • あらすじ
  • ネタバレ
  • 感想
  • 次回のあらすじ

をまとめさせて頂きました。

麒麟がくる「第17話」あらすじ

麒麟がくる「第17話」のあらすじです。

第17話:長良川の対決

ついに道三(本木雅弘)と高政(伊藤英明)の長良川での戦いが始まった!

形勢は断然道三の不利だが、道三は高政に一騎打ちを挑む。

光秀(長谷川博己)はかけつけるが、道三の死に間に合わなかった。一方、明智城では光安(西村まさ彦)が籠城の準備をしていた。

麒麟がくる「17話」ネタバレ 5/10

麒麟がくる「17話」ネタバレです。

長良川の対決

弘治二年・1556年4月、長良川の戦いが始まろうとしていた。

一方、みんな愚か者だと嘆く帰蝶を他所に、信長は「ワシは親父殿を助けるぞ!」と鶴山へ向かった。

長良川の北岸では、決戦を前に道三が詩を詠んでいた。

そして高政陣営は、道三の始末を話し合っていた。高政は「道三を殺さず、生け捕りにしろ」と命じた。

さらに、信長の動きを把握していた高政は、織田軍が道三軍へ加勢する前に討てと指示。

光秀たちがいつまで経っても来ないことに苛立つ高政。寝返ったとの知らせを聞き、さらに苛立ちを見せた。

勝ったのは、道三じゃ

長良川を挟み、いよいよ戦が始まった。

光秀は長良川の上流にいた光安たちの元へ合流したが、敵が大勢いるとの知らせを受け川下へ向かった。

しかし、高政が大群を率いて押し寄せ、勝敗は決定的なものとなった。

そんな中、高政のもとへ、馬に乗った道三が「一騎打ちじゃ!」とやってきた。

高政も手出し無用と命じ、道三と槍での一騎打ちが始まった。

我が軍に下に付けと言う高政に、我を欺く物の下には付かぬ!と告げる道三。そして高政に「父の名を申せ!」と何度も問いかけた。

高政は声高に「我が父は、土岐頼芸様である!」と叫ぶと、道三は「そなたの父は、この斎藤道三じゃ!成り上がり者の道三じゃ!」と告げた。

しびれを切らした高政は、この者を討てぇ!と叫んだが、道三は高政めがけ一直線に進んでいった。

ところが、高政まであと2mというところで、槍で刺されてしまった。道三はそのまま、高政に抱きつき

「我が子…高政…愚か者。勝ったのは、道三じゃ」

と告げ、その場に倒れ込んだ。

次は明智城

そこへ、光秀がやってきた。

「愚か者!」という光秀に高政は、

蝮の罠に嵌められた。

蝮の狙い通り、これから親殺しの汚名がつく。

と告げた。

そして高政は、今一度、自分のもとへ参れと言い出した。そうすれば、道三側に付いたことは忘れると提案する。

光秀は改めて「父は誰だ?」と尋ねたが、土岐頼芸様と答えた。

光秀は「土岐頼芸を一度も凄いと思ったことはない。道三は、高政や頼芸にはないものを持っている」と、高政に付くことを断った。

すると高政は

次、会ったときはそなたの首をはねる。

明智城は即刻攻め落とす、覚悟せよ。

と告げた。

その頃、帰蝶は道三の死を知らされ崩れ落ちていた。そして、伊呂波太夫に美濃へ行ってほしいと命じた。

明智家の血

明智城に戻った光秀は、負傷した光安のもとへ向かった。

すると光安から、明智家の主の座を光秀に譲りたいと告げられる。

光秀の父に「明智家の血は決して絶やさぬ」と誓っていたことを聞かされ、城を離れ逃げよ!と命を受けた。

そして伝吾たちは、槍を捨て百姓に戻すとのこと。光秀は涙を堪えながら返事をした。

そんな中、高政勢たちは明智城へ向かっているとの知らせが入った!

光安はこの城の最期を見届けあとで行くと告げ、光秀はその場を去った。

籠城の支度が出来たと言う母・牧に、逃げ落ちると伝え驚かれてしまう。しかしこれは、光安の命令だと伝えた。

そこへ集まった村衆たち。

一緒にはついていけないという伝吾たちに、光秀は無念だと泣きながら頭を下げた。そして「早々に立ち去れ!」と叫んだ。

ところが牧は、光綱が残したこの城に残ると言い出した。しかし伝吾から

これから10年・20年と、この里や村はあります。

また見て頂くために、今日は旅に出てくださりませ。

そんな中、高政勢が明智城に火の矢を放っていた。

 

つづく…

麒麟がくる「17話」感想・次回のあらすじ

麒麟がくる「第17話」の感想です。

本木雅弘:インタビュー前編

道三を語るうえで、その父の存在は欠かせないと思います。

僧侶からはじまり、油売りになり、その後、武士にまで駆け上がった父。その間には、虐げられたこともあったであろうけれど、それらに屈することなく文武を身につけ、野心的にのし上がってきた父の背中を見ながら道三は育ってきました。

父からさまざまな才能を受け継いでいるとはいえ、父の燃えたぎるような志や、死にものぐるいで勝ち取ってきた地位や財は、現実、道三にとってある種のプレッシャーにもなっていたはずです。父のような生き方を、そして、父を超える武将にならねば、という大きなファーザーコンプレックスを抱えながら道三は生きていたと思います。

だからこそ、ゆくゆく自分が継いだものを託す高政には、必要以上に圧力をかけ、厳しく教育した。当然の父性とはいえ、今でいうパワハラ的であったと思うし、息子には伝わりにくい不器用な表現だったかもしれないけれど、それが父親としての愛情だと信じていたと思います。

息子、高政とのいさかいが大きくなったきっかけは、道三と信長が出会ってしまったことだと思います。対面したとき、道三は信長に底知れない野心と将来性を感じてしまった!信長をうつけ者と決めつけている高政に「甘く見ると、そなたも稲葉も、みな信長にひれ伏すときがくるぞ」とまで言い、その言葉は、高政を激高させ苦しめます。

どんどん親子関係のねじれは強まっていき、やがて高政によって弟たちが殺され、道三の狂気が一気にあぶり出される。そして、父子の命がけの大ゲンカへと突き進みます。国のことを考えれば、父子で争い事などしないほうがいいに決まっているけど、今の高政では美濃を任せられない、という現実的な判断を下したのではないでしょうか。

あれだけ反りが合わなければしかたがない部分もありますが、高政は、自分の本当の父は成り上がりの道三ではなく、由緒正しい血筋の土岐頼芸様であると思い込み続けます。自身の能力や実力ではなく、出生を虚飾することで、周りから一目置かれようとする。そんな高政に道三は、自分の後を継ぐ者としての危うさを感じていたのだと思います。

それは、高政との戦を前に光秀に語った言葉でもわかります。「人の上に立つ者は正直でなくてはならぬ。偽りを申す者は、必ず人を欺き、そして国を欺く。決して国は穏やかにならぬ」。・・・うねる戦国の世を泳ぎきる覚悟・・・。

それを父として息子にどうしても教えたい。自分の命をかけても伝えたかったのかもしれません。

高政との戦を止めにやってきた光秀に、めったに人に弱みを見せない道三が珍しく自分の老いについて語るシーンがありました。

「わしの命を救うた家臣の名が、何人も出てこぬようになった」、「わしは老いぼれた」と。

戦の度に多くの家臣たちの命を散らしてしまうことへの無念さを道三は感じていたし、どこかでそのことに対する救いを仏に求めていた。自分は生かされ続けるが国も家臣も救われない。そのジレンマは、道三を苦しめたはずです。

でも次の瞬間、カッと目を見開き城内に響き渡るような大声で「皆のもの、集え!城より打って出る!」と号令を下し、光秀に自分の志とともに、かなえられなかった夢を託し出陣していきます。

正直なところ、演じるうえで、道三のこだわりが「自我を貫くこと」にあるのか「未来への思い」なのかを決められませんでした・・・。

いずれにせよ、常に次へ次へと突き進もうとする。ふつふつとみなぎるものを抱え続けている道三。そこに光秀は、主君としての揺るぎない誇りを感じてくれたのではないでしょうか。

ただの負け戦では終わらせない!

兵の数では圧倒的に不利な状況にあるのにもかかわらず、なぜ道三は高政との戦に出陣したのか?現実主義者である道三がなぜ、確信犯的な自殺行為ともいえる戦に挑んだのか?そこには、道三らしい狡猾(こうかつ)な企みがあります。

次回の放送では、そこを楽しみにのぞいていただけたらと思います。

出展:公式サイト

麒麟がくる:次回のあらすじ

第18話:越前へ

高政軍の追手から、命からがら美濃を脱出する光秀(長谷川博己)たち。帰蝶(川口春奈)の取り計らいで現れた伊呂波太夫(尾野真千子)に導かれ、隣国・越前の地へたどりつく。

領主・朝倉義景(ユースケ・サンタマリア)に謁見し、明智家をかくまってもらえないかと交渉する太夫に、義景は値踏みをするように光秀を見つめ、渋々ながら了承する。

引用:公式サイト

それでは、最後までご覧いただき有難うございました!

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