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麒麟がくる|23話 あらすじ・ネタバレ【十兵衛の涙】9/6

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NHK大河ドラマ「麒麟がくる」が、2020年8月30日(日)から放送再開されました!

今回は、麒麟がくる「第23話」

  • あらすじ
  • ネタバレ
  • 感想
  • 次回のあらすじ

をまとめさせて頂きました。

麒麟がくる「第23話」あらすじ

麒麟がくる「第23話」のあらすじです。

第23話:義輝、夏の終わりに

織田信長を義輝のために上洛させるため、美濃へ向かった光秀(長谷川博己)。

だが、信長(染谷将太)は戦に忙しく、光秀の御内書を読むひまがない。

代わりに出てきた藤吉郎(佐々木蔵之介)から将軍暗殺の噂を聞き、光秀は逆上する。

麒麟がくる「第23話」ネタバレ

麒麟がくる「第23話」ネタバレです。

木下藤吉郎が家臣に!

夏の終わり、十兵衛は将軍の御内書(ごないしょ)を携え、尾張と美濃の国の国境近くにある小牧山(こまきやま)城を訪ねた。

今川を倒した信長はこの城を拠点とし、美濃の斎藤義龍の子・龍興(たつおき)との戦に明け暮れていた。

このところ苦戦を強いられているようで、十兵衛から御内書を受け取ると、話の続きはあの者にしてくれと広間の片隅に控えている男を顎で指す。

信長のお気に入りらしい猿面のその家臣は、木下藤吉郎(きのした・とうきちろう)と名乗った。

十兵衛は別室に連れて行かれてもてなしを受けたが、のんきに酒を飲みにきたわけではない。

藤吉郎は十兵衛の困惑などお構いなしに、帰蝶に教わった和歌のことなど饒舌に語る。すると猿面がふと真顔になり、京で流れている噂を知っているかと尋ねてきた。

先ごろ病死した三好長慶の子の義継とその一党が、義輝を闇討ちにする計画があるというのだ。義輝のせいで政(まつりごと)が滞り、皆が困っているなどと根も葉もないことを口にする。

何もかもデタラメだ。

十兵衛は気色ばんで反論したが、藤吉郎の話の続きを聞いて絶句した。

闇討ちの件は、確かな筋から聞いた話で、裏で糸を引いているのは松永久秀だという。

駒と僧侶の出会い

その頃、駒は大和に来ていた。

伊呂波太夫たちが多聞山城で松永と対面している間、一人で町をぶらぶらしていると、貧民たちに食べ物を分け与えている僧侶と出会った。

その僧侶は毎日どこからかやって来て、誰にも名を告げず、施しをして去っていくという。

感銘を受けた駒は後日また町に出かけ、思い切って僧侶に胸のもやもやを打ち明けてみた。

いくら東庵が無償で治療しても、戦は絶えず、たくさんの人が死んでいく。世には貧しい人があふれており、助けてあげられるのは、ごくわずかな人たちだけ。

駒は、それを思うとやりきれなくなると伝えた。

すると僧侶は、つぶやくように言った。

自分もまた無力だ。麒麟の来る世にならねば、皆が平等に豊かになることはない、と…。

その時、数人の武士が通りかかった。その中の一人が、なぜか僧侶に鋭い視線を向けてくる。怪訝に思っていると、僧侶がいきなり駒の手を取り、振り返らないで走れと言って駆け出した。

訳が分からぬまま、駒も夢中で走り出す。

その後、僧侶とは市場ではぐれてしまい、それきり会うことはなかった。

藤孝の悔し涙と十兵衛の涙

京に戻った駒たちと入れ代わるように、多聞山城の松永に闇討ちの真偽を確かめるため、十兵衛は大和を訪れた。

松永は堺の証人から目利きを頼まれたという茶入れの壺を手に、物の値打ちは人が決めて作っていくもの、将軍も例外ではないと言い放つ。

義輝には値打ちがないから討つというのか?と、顔色を変えて詰め寄る十兵衛に「討ちはせぬ。都から追放するだけだ。」と松永は動じない。

家督を譲った息子の久通にも、そう命じてあるという。

十兵衛同様、松永も義輝を大事に思っている。だが、政の要であった長慶が亡き今、このままでは世は治まらぬ。

隠居の身では、義輝を支えることも、義輝を除こうとする動きを止めることも出来ぬと疲れをにじませる。

十兵衛は怒りを抑えきれなかった。

義輝を廃してどうするというのだ!

武士には棟梁たる将軍が欠かせないではないか?

思わずそう怒鳴ったとき、奥から藤孝が現れた。

都の人の心は義輝から離れてしまった。幕臣もしかり。

かくなるうえは、次の将軍を抑えるしかない。

藤孝はそう言って悔し涙を流すのだった。

////

二条御所は、死んだような静寂に包まれていた。

侍女に案内されて十兵衛が広間に入っていくと、義輝は主座に一人ぽつんと座っていた。。

結局、なんの役にも立っていなかった。申し訳なさに、十兵衛は平伏したまま顔も上げられない。義輝は長旅の労をねぎらうと、すべてを察して、やむを得ぬと寂しげに微笑んだ。

そして、よく尽くしてくれたと十兵衛に礼を言う。欲を言えば、もっと早くに出会いたかったと…。

十兵衛は涙を堪えることが出来なかった。

しかし、城も兵も持たぬ今の自分に
できることは何もない。

命ある限り幕府を支えてみせるという義輝の言葉を胸に、十兵衛は京をあとにした。

 

つづく…

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