ドラマ「若者たち 1966」全話見たい。無料で配信してる動画サイトってないかなぁ…
こういった疑問にお答えします。
1966年2月7日〜1966年9月30日まで、フジテレビで白黒放送された青春ドラマです。
放送 | フジテレビ |
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話数 | 全34話 |
放送期間 | 1966年2月7日〜1966年9月30日 |
放送時間 | 1〜5話:毎週月曜20:00 – 20:56 6話〜:毎週金曜20:00 – 20:56 |
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について解説しましたので、少しだけお付き合いください🙇♂️
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ドラマ「若者たち 1966」感想
ドラマ「若者たち 1966」皆さんの感想です。
名俳優・田中邦衛さん演じる太郎は、金がすべてだと考える理想主義派。
次男の次郎は、その時々を乗りきれれば良いと考え、三男の三郎は理論武装派。長女のオリエは、女性的な現実主義者。
末っ子の末吉は人生に甘い考えを持っている。
個人的には三郎の考えに賛同させられる場面が多々あり、三郎の存在がなければ、映画やテレビドラマはここまで人気にならなかったと思えました。
とにかく絶対見て損はしないですし、見ることで考えさせられることが多いドラマでした。
俳優座の役者陣が総出で、佐藤勝さんの音楽、山内久、早坂暁、清水邦夫、田村孟、菅孝行など、そうそうたるメンバーが脚本陣に名を連ねています。
こうした昭和期のTVドラマが見れて、今の時代はほんとうにありがたいですね。
モノクロの画質は始めは気になりましたが、ストーリーに引き込まれると全く気になりません。
おすすめの作品です。
1966年にテレビ放映され、視聴者からじわじわと共感を獲得し大ヒットしたTVドラマです。
もっと長く放映されてほしかったのですが、在日朝鮮人差別を扱った回が放送中止になり、その後に打ち切られてしまいました。。
高度経済成長期のバイタリティ溢れる日本人の姿が描かれていて、世相を反映したストーリー展開に、長男を演じる田中邦衛さんと三男を演じた山本圭さんの口ゲンカはみどころ。
喧嘩するほど仲がいいという、典型的な昭和の家族です。
なによりも脚本が素晴らしく、四人兄妹の特徴や性格を見事に描き、なおかつ社会問題や家族間の葛藤を通してストーリーが進んでいきます。
役者陣もその性格に沿った見事な演技を披露しており、ぜひ一度は手にとって頂きたい作品です。
健気で一所懸命だけど、時にはぶつかり合い希望を失わず前向きに生きている。
こういった人情味あふれた作品が大好きで、状況の責任にせず出来ることをしっかりとやる日本人の素晴らしい特性が描かれています。
感性を曲げずに必死に生きていく5人の兄弟たちに、何度も感動させられました。
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若者たち 1966|ドラマ情報
ドラマ「若者たち 1966」の
- 見どころ
- キャスト(相関図)
- スタッフ・主題歌
についてまとめています。
不幸にもめげず、たくましく生きる5人兄弟の青春を描いた本格青春ドラマ。
千葉県の海岸沿いの町に住む両親を亡くした5人兄弟が、友情・恋愛・確執などを繰り返しながらも、たくましく歩き続けて行く青春ドラマ。
放送開始より視聴者の共感を呼び、回を追うごとに視聴率が上昇。
毎日新聞「ある家庭」という特集記事で紹介された、実在の家族を素材に企画され、ドラマの人気上昇につれ主題歌も大ヒット。
1966年には、第3回ギャラクシー賞 テレビ・フィクション部門受賞。
監督は、青春をテーマに数多くの秀作を手がけてきた森川時久。
実在する五人兄弟の生活をもとに、名コンビの山内久をはじめ、布施博一、早坂暁、寺田信義、鈴木尚之ら、テレビ・映画の第一線ライターたち書き下ろしの脚本。
不幸な境遇にもめげず、たくましく生きている五人の兄弟たちの生き生きとした青春を描く本格的青春ドラマ。
東京にほど近い海辺の小都市を舞台に、数年前に官吏だった父親を失い、続いて母を失った五人兄弟が如何にして生きてゆくかが、このドラマの出発点となっている。
私立は高くつくため国立を志望する5人の兄弟たちが、見事なスクラムを組み、力強く成長してゆく姿を感動的に描いた本格的青春ドラマ。
ドラマ「若者たち 1966」キャスト
佐藤太郎(長男)
– 田中邦衛
26才で土建屋につとめるベテラン職人。
佐藤次郎(次男)
– 橋本功
漁港から魚を運ぶ運送店に働く運転手で23才。
佐藤三郎(三男)
– 山本圭
アルバイトをしながら東京の大学に通う21才の大学三年生。
佐藤オリエ(長女)
– 佐藤オリエ
一人娘で、母親代わりな存在。漁業組に勤め同僚の染谷と恋仲の19才。
佐藤末吉(四男)
– 松山省二(現・松山政路)
高校三年生。ベビー・ブームの受験者として激烈な入試戦争の真っ最中。
安芸秀子
– 隣のおばちゃん
加藤剛
– オリエの婚約者
ドラマ「若者たち 1966」ゲストキャスト
◎第1回 出発
松本克平、金井大、谷育子、樫山文枝、矢野宣、関口銀三、秋好光果、高山真樹、松野健一、荘司肇、東野孝彦、清水良英
◎第2回 発掘
太田正孝、谷育子、福原秀雄、中村美代子、東野孝彦、清水良平、常田富士男、古畑輝子
◎第3回 苦い魚
上田吉二郎、今福正雄、武内文平、牧よし子、佐羽由子、樋浦勉、中川栄、小池正史
◎第4回 熱い春
島米八、宮川洋一、藤田啓二、伊藤芳子、梓英子
◎第5回 惑い
今福正雄、梅津栄、杉山とく子、横内正、宮本信子、宮本捷、瀬戸口夏、山谷初男、久保晶
◎第6回 蒼い背信
松山照夫、荘司肇、永井百合子、近衛敏明、西嶋悌四郎、山田晴生、神田正夫、児玉修嗣、東野孝彦、清水良英、中江真二
◎第7回 おきあがりこぼし
小川真由美、浜村純、大塚道子、井川比佐志、陶隆、岡本信人
◎第8回 或る休日
島田敬一、菅貫太郎、内海賢二、園田裕久
◎第9回 ダンプとゆめ
千石規子、香山美子、浜田寅彦、高木均
◎第10回 千葉のおばさん
桜むつ子、吉行和子、田中筆子
◎第11回 つながり
七尾伶子、福田豊土、金井大、今橋恒、小野田巧
◎第12回 美しい言葉
中原早苗、杉山とく子、今福正雄、矢野宣、増田順司、内海賢二、佐野哲也、波戸崎徹
◎第13回 きつい娘
夏圭子、武智豊子、関弘子、塚本信夫、今橋恒、小野田巧、吉野佳子、辻由美子、原田清人、金内喜久夫、住吉正博
◎第14回 小さな石ころ
北田親友 南田洋子、北見治一、武内亨、宮内順子、今橋恒、東野孝彦
◎第15回 石の門
小川真由美、井川比佐志、松本克平、武智豊子、陶隆、矢吹寿子、吉田日出子、中村メイコ
◎第16回 五月の風の中
木村俊恵、青木義朗、陶隆、吉田日出子、松波志保
◎第17回 友だち
江守徹、栗原小巻、近藤準、今福正雄、柴田侊彦、清水良英、高須賀夫至子、長山藍子、寺田路恵、香川久美子、菅井きん
◎第18回 帰りなん・いざ
吉田義夫、岩下浩、永山一夫、関京子、吉田日出子、東野孝彦、清水良英、津田喬、佐藤博、小野川公三郎、清水光、水谷八重子
◎第20回 巷のあひる
横森久、宮部昭夫、富田浩太郎、今福正雄、今橋恒、山本学
◎第21回 合理化
武智豊子、川上夏代、今橋恒、富川澈夫、青木義朗、金井大、花沢徳衛
◎第22回 詩を売る女
武智豊子、早川研吾、寄山宏、福原秀夫、宮本信子、北条淳子、川口敦子
◎第23回 朝
新克利、永田靖、三戸部スエ、武智豊子、茅島成美、寺田誠、今橋恒、左右田一平、佐藤友美
◎第24回 母と子
吉田義夫、大塚道子、武智豊子、今福正雄、陶隆、根岸宮子、宮本信子、野々村潔、藤間紫
◎第25回 女ともだち
小林哲子、杉山とく子、中村孝雄、宮本信子
◎第26回 遥かなる道
清洲すみ子、河西都子、市原清彦、川副博敏、宝達晃一、代志住正、平川斎、下條正巳
◎第28回 生きる
森幹太、初井言栄、今橋恒、西島悌四郎、市原清彦、浅沼創一、宮下捷、関みどり
◎第29回 やさしい娘
永田靖、大塚道子、江守徹、栗原小巻、東野孝彦、前田信明、寺田路恵、吉田日出子、大滝秀治、倉田地三、高木均、金内喜久夫、樋浦勉、村井国夫、古川義範、地井武男、窪田英世
◎第30回 橋よ いつの日か…
浮田左武郎、宮内順子、岸田森、原田芳雄、東野孝彦、清水良英、宮下捷、津田喬、林隆三、片岡光雄
◎第31回 陽が昇るとき
茅島成美、高橋長英、長山藍子
◎第32回 爪の跡の記憶
大塚道子、久米明、加藤博子、東野孝彦、津田喬、幸田宗丸、寄山弘、高橋信子
◎第33回 さよなら
高木均、小沢弘子、新井茂子、新田喜美枝、寺田路恵、津田喬、園八雲、菅沼正、青野武、安田隆久、野本礼三、島田太郎、伊東芳子、相生千恵子、高田美恵子
◎第34回 鈴蘭を苅った男
小川真由美、永田靖、南美江、塚本信夫、大滝秀治、中尾彬、佐藤友美、露口茂
ドラマ「若者たち 1966」主題歌
ドラマ『若者たち 1966』の主題歌は、ザ・ブロードサイド・フォー「若者たち」でした。
※作詞:藤田敏雄、作・編曲:佐藤勝
https://www.youtube.com/watch?v=wIVSPtk2hsk
ドラマ「若者たち 1966」脚本・スタッフ
ドラマ『若者たち 1966』脚本や主題歌、スタッフの皆さんは以下のとおりです。
🖊 脚本:
– 山内久、早坂暁、立原りゅう
– 清水邦夫、布勢博一、寺田信義
– 大野靖子、多賀祥介、山田正弘
– 林秀彦、大西信行、田村孟、菅孝行
🖊 演出:
– 森川時久、北田親友、戸崎春雄
🖊 音楽:佐藤勝
🖊 企画:白川文造、松木征二
🖊 協力:俳優座
🖊 制作・著作:
– フジテレビジョン
ドラマ「若者たち 1966」あらすじ
ドラマ『若者たち 1966』各話のあらすじです。
#1 出発
佐藤家では、五人の兄弟が七回忌を迎えた母親の面影を偲びながら熱心に語り合っていた。数年前に両親を失い、親代わりとなり一家を支えてきた長男の太郎(田中邦衛)にとって、兄弟達が立派に成長してくれたことが何よりの自慢だった。だが、兄弟達からその物固さと融通の効かなさを非難されては、憤慨して兄弟喧嘩を始める事もしばしばだった。ある日、運転手として働く次男・次郎(橋本功)が連れてきた子供のことで太郎、次郎、三男・三郎(山本圭)の意見が衝突する。
#2 発掘
四男・末吉(松山省二)の大学受験を前に、三郎(山本圭)は末吉を思いやり気分転換をさせようと外へ連れ出した。帰り道、三郎は高校の同級生だった前原(太田正孝)と出会う。前原は成績も良く東大合格間違いなしといわれていたが、再三入試に失敗し今だ浪人中だった。そうした前原に言いようのない苛立ちを覚えた三郎は、人生で最も貴重ともいえる青春時代を受験勉強一色に塗り潰す空しさを説くが、前原は聞く耳を持たなかった。ある日、三郎の元に前原が自殺を図ったという知らせが届く。
#3 苦い魚
末吉(松山省二)の同級生・田窪が行方不明になった。知らせを聞いて同級生達は佐藤家に集まり善後策を話し合うが、結局みんなで行方を探すことになる。太郎(田中邦衛)はじめ兄達は入試を直前に控えた今、田窪を探しに行くことに反対するが、長女・オリエ(佐藤オリエ)だけは自分も一緒に探してやるとまで言いだす。初めは反対だった三郎(山本圭)も末吉(松山省二)の決意が固さを知り、陰ながら協力する。しかし、どこにも田窪の姿は見つからなかった。そんなある日、田窪が水死体で見つかったとう知らせが入る・・・。
#4 熱い春
買い物帰りのオリエ(佐藤オリエ)は少年のひったくりに遭う。懸命に追いかけ、少年を追い詰めたオリエは、少年の顔が幼くあまりに純粋な目をしていることに情けを感じる。しかし、少年が素直に返したバックの中身は空であった。太郎(田中邦衛)はじめ兄達が一所懸命に稼いだ現金と預金通帳は奪われていたのだ。これを知った兄達は落胆と激怒で直ちに警察に知らせることを主張するが、オリエは物を奪われたにも関わらず、警察に知らせる前に少年を自分の手で再起させたいと主張する。
#5 惑い
末吉(松山省二)の大学入試を前に佐藤家は慌しかった。そんな中、オリエ(佐藤オリエ)は一人沈思していた。結婚を前提に交際する克夫(加藤剛)との激しい精神的な喧嘩が原因だった。男と女が結びつくということは如何なるものかオリエは苦悩するのであった。高校のクラス会が開かれ、同級生同士が貧乏ではあるが互いに助け合い結婚することを発表し、祝福の拍手を浴びる。しかし、友人・みさ子(宮本信子)の経済的裏付けもなく結婚が維持できるはずはないと言う言葉にオリエは驚く。
#6 蒼い背信
兄弟の中で一番チャッカリしていて抜け目の無い三男・三郎(山本圭)がラグビー部仲間の月賦の保証人になったばかりに借金を肩代わりするというヘマをしでかした。ちょっとしたはずみで判を押してしまっただけに、信用していた友達に裏切られた怒りよりも、実社会の盲点をも見通せなかった自分への怒りの方が強かった。その頃、長男の太郎(田中邦衛)は戦後間もない頃に闇ブローカーとして一緒に苦労した友人と偶然出会い、儲け話に一口のらないかともちかけられる。
#7 おきあがりこぼし
太郎(田中邦衛)をはじめ兄姉達が待ちに待っていた末吉(松山省二)の大学入試発表の日がきた。かつてない程の受験地獄と言われ、当の本人は半ば合格を諦めていたようだが、幸い一次試験をパスする。末吉はもとより四人の兄姉たちはまるで自分の事のように喜び、早速五人そろって前祝いの宴を開く。一方、かねてから会社の技術主任・桜井(井川比佐志)の妹・康子(小川真由美)との縁談が持ち上がっていた太郎は、桜井の進めもあってすっかりその気になっていた。
#8 或る休日
長男・太郎(田中邦衛)の一方的な発案で兄弟五人で休日を過ごそうという事になった。その日は、太郎の会社の慰安旅行なのだが交通費自己負担という条件が気に入らないのだ。それぞれ予定を組んでいた弟妹たちは、太郎に旅行に行くことを勧めるが太郎は頑として聞かず、みんな渋々東京行きを承知する。五人でどうにか映画見物を終えるが、初めから乗り気でなかっただけに誰というとなく自由行動となり、太郎とこれというあてもない末吉(松山省二)が取り残される。
#9 ダンプとゆめ
運送会社に勤める次郎(橋本功)の仲間が、老婆を誤ってひき殺すという事件がおきた。数日続いた徹夜勤務のせいらしい。最近とみに過重さが増す勤務に不満を抱いていた次郎は、この事件をきっかけに仲間と独立しようと決意する。それというのも、次郎も徹夜明けの運転で若い女をひきそうになるという一件があったからだ。しかし仲間たちは、まず先立つものが・・・と相談にならない。ある日、次郎のもとへ女が訪ねてくる。それはまさしく次郎が危うくひきそうになった女だった。
#10 千葉のおばさん
三郎(山本圭)は、隣のおたね婆さんを訪ねてきた「千葉のおばさん」の一件で友達とのドライブを棒にふるハメとなった。「千葉のおばさん」とは千葉周辺から野菜を仕入れ、行商して歩く人達のことだ。「千葉のおばさん」千代(桜むつ子)とおたね婆さんとは戦後当時からの知り合いで、同じ未亡人ということもあり互いに励まし助けあいながら生きてきた仲だった。この日も父親のない赤ん坊を産み、その子を千代に預けたまま行方をくらました娘・和子(吉行和子)のことで相談にきたのだった。
#11 つながり
次郎(橋本功)は、出稼ぎに出たまま帰らない夫を捜す為に上京するも金を使い果たし行く当てもない女・キヨ(七尾伶子)を家に泊めてやることにした。キヨに同情した次郎は、必ずその夫を探し出してやろうと心に決める。一方、キヨがまるで自分の事のような気がしてきた太郎(田中邦衛)は、自分のできるだけの事をしてやろうと考え、新聞に広告記事を出し兄弟で手分けして捜し回る。ある日、キヨに1本の電話がかかってきた。太郎達は喜ぶが・・・。
#12 美しい言葉
太郎(田中邦衛)の働く建築現場でひとりの少年が姿を消した。その少年は、まだ中学生なのだが家庭の事情で働かなければならず、学校を休んで太郎達の会社で働いていたのだ。そんな玄治(関口勝正)を心配して担任の先生が仕事場へたずねてきたため、逃げ出したのだ。現場の責任者である太郎は先生から事情を聞き、はじめて玄治が中学生であることを知り、愕然とする。その夜、太郎が帰宅すると浪人中の末吉(松山省二)が新聞配達をやめて今度は漁船の中乗りのアルバイトをするという。
#13 きつい娘
オリエ(佐藤オリエ)の同級生で女工として働くマチ子(夏圭子)が佐藤家を訪れた。不景気で工場が閉鎖され、行商して歩いているという。月給前で太郎(田中邦衛)やオリエはとても買う余裕はなかったが、気前のいい次郎(橋本功)はなけなしの金で品物を買ってやるのだった。次郎は一生懸命に生きるマチ子の姿に魅かれる。家を建てるまでは人の事などかまっていられないという太郎は、そうした次郎のやり方が気に入らず説教を始める始末。やがて、次郎はマチ子にプロポーズするが・・・。
#14 小さな石ころ
デパートでアルバイトをしていた三郎(山本圭)は、ふとしたことでカメラマンの風見由紀子(南田洋子)と知り合いになり、週刊誌の記者の誘いをうける。由紀子は三郎をひと目見てピンときたのだという。そうした仕事に興味を持っていた三郎はすっかりその気になり、二つ返事で引き受けることにする。一方、仕事先で昔の仲間の倉田(北見治一)と再会した次郎(橋本功)は、彼がセメント横流しの嫌疑をかけられているのを知り、その疑いを晴らしてやろうと一緒に倉庫の見張りを始める。
#15 石の門
長男・太郎(田中邦衛)はかつての同僚・桜井(井川比佐志)からの呼び出しで前野建設を訪ねた。それは太郎が三ヶ月前まで働いていた職場で、怪我の保障問題のこじれから、親会社の部長を殴った為辞めさせられたのだ。思いがけない復職の話と共に太郎はそこで保険外交員の三好サヨ子(中村メイコ)と知り合う。サヨ子は戦後のどさくさで親兄弟と死に別れ、苦労の末にやっと一本立ちしたが一緒になった男に裏切られ今は金だけを頼りに生きているような女だった。
#16 五月の風の中
ある夜、ものすごい鼾に目を覚ましたオリエ(佐藤オリエ)が鼻血を出して眠っている末吉(松山省二)を見つけ、家中大騒ぎとなった。おたねによれば、これは末吉が一人前の男になった証拠だという。よく見れば、ボンボンと呼ばれて子供扱いされている彼にもうっすらと髭さえ生えている。そんな彼を掴まえて兄達は口々に冷やかし、更には性教育までするのだった。そうしたある日、アルバイトでそば屋の出前をしている末吉は出前に行った先で年上の女と知り合いになる。
#17 友だち
大学生の三郎(山本圭)は、級友達とお汁粉をかけて卓球の試合をするが見事にやられてしまう。所持金がなかった為、放送部の部費を借りようとするが、既に、亡くなった父親の後を継いで小さな工場を経営しながら大学に通っている級友・小川(江守徹)が借りていった後だった。その小川が最近競馬に手をだしていると聞いた三郎は部費だけは返してもらおうと彼を訪ねると留守であった。妹の直子(栗原小巻)に実情を聞いてみると想像以上に苦しい生活事情が・・・。
#18 帰りなん・いざ
或る日、三郎(山本圭)と末吉(松山省二)は鏡を見ながら、自分は南方系だとか蒙古系だとか言って自分達の祖先について冗談を飛ばしあっていた。丁度その頃、佐藤家にブラジルで農園を経営するセツ(水谷八重子)が訪れる。叔父に呼び出されたオリエ(佐藤オリエ)はセツが今は亡き船乗りであった叔父の邦夫と結婚したが、彼の航海中に全てを捨てて愛する男とブラジルへ渡ってしまった女であることを聞かされる。
#19 水より濃く
佐藤家の夕べ。太郎(田中邦衛)と次郎(橋本功)の間に気まずい空気が漂っていた。そんな彼らにオリエ(佐藤オリエ)も三郎(山本圭)も最初は一切ノータッチの構えであったが、その内オリエの読書にまで二人の喧嘩が飛び火して、余儀なく二人の間に入らなければならなかった。それでも喧嘩のタネは絶えることなく、遂にはお互いののしりあうにまで発展。両親を早く失い、兄弟のチームワークで今日までやってきた佐藤家でこうまで醜い場面をさらけだす原因となったのは・・・。
#20 巷のあひる
デパートへ買い物に行った帰り、オリエ(佐藤オリエ)は電話ボックスで手形の入った封筒を拾う。金額は一億八千四百万円。彼女はすぐに警察へ届けるが、そこへ落とし主の坂崎(山本学)が青い顔をして現れ、お礼として五千円差し出すがオリエは断る。その夜、佐藤家へ坂崎が上司を伴って現れ、オリエに五万円を差し出す。オリエはそんな金はもらえないと断ってしまう。ところが、そこへ帰宅した太郎(田中邦衛)をはじめ、佐藤家の兄弟達の意見がわかれてしまう。
#21 合理化
建設現場で班長として働く太郎(田中邦衛)が、ある朝現場にきてみると作業員全員が他の飯場に引抜かれていて、作業が全くとまっていた。期日は迫っており、本社からは彼らが戻らない時は辞表を出せと言われるし、さすがの太郎も思案にくれる。一方、次郎(橋本功)も彼のところで働く仲間の話から太郎と同じような感情を抱いていた。二人はこれまでの自分達が実社会で何年もかけて学んできた中から答えを出すべく夜遅くまで話し合う。その結論は・・・。
#22 詩を売る女
誕生日なので仕事を早めに切り上げた太郎(田中邦衛)が帰ろうとすると作業員のひとりから、ぜひとも太郎に相談にのってほしいといわれる。仕方なく彼と共に安酒場へ入った太郎は、そこで詩集を売りに来た若い女・松村かよ(川口敦子)と知り合う。かよの身の上話を聞き、すっかり同情し、人生に対する考え方に共鳴した太郎は、普段だったら三郎(山本圭)が言いそうな「人生にはムダって奴が必要なんだ」というセリフまで口走り、弟妹たちを驚かせる。
#23 朝
佐藤家の兄弟達の昔の遊び仲間・木山文夫(新克利)から何年かぶりに次郎(橋本功)のもとへ連絡がきた。その夜再会を祝し、太郎(田中邦衛)はじめ兄弟達は中学しか出ていない彼が小さいながらも建築事務所の社長をしているという話を聞いて大いに興味を示し励ますのだった。ところが翌日、再び文夫から次郎に電話があり、金を無心される。兄弟達は、文夫を信じて何の担保もなしに金を工面する。だが、文夫はその翌日から行方をくらましてしまう。
#24 母と子
久しぶりの休日で佐藤家では全員で大そうじをする。次から次と出てくる品々に思い出に耽っていたが、オリエ(佐藤オリエ)はその中から母の日記を見つける。そこには、夫を失い五人の子供を養うために必死に働く母の姿が切々と綴られていて、その上兄弟たちの全く知らない事実も記されてあった。それは再婚話に悩む母の姿だった。なぜ母は再婚しなかったのか。太郎(田中邦衛)も次郎(橋本功)も三郎(山本圭)もオリエも末吉(松山省二)も各々考えるのだった。
#25 女ともだち
千葉にある友人の別荘にやって来た三木香(小林哲子)はオリエ(佐藤オリエ)の昔友達だった。懐かしさに佐藤家を訪れるが生憎オリエは留守で、次郎(橋本功)が彼女の話し相手になった。次郎は香の話を聞き、自分の思うままやりたいことをやるというオリエとは違う香の生き方に共鳴する。翌日、佐藤家の五人兄弟は香に誘われるままに彼女のところへ遊びに行く。だが、香やその仲間達とオリエの考え方の違いと、香と次郎のあまりの仲のよさが原因で喧嘩になってしまう。
#26 遥かなる道
三郎(山本圭)と末吉(松山省二)はのんびりと戦争映画を楽しんでいたが、突然太郎(田中邦衛)が危篤だからすぐに家に帰れとの知らせを受ける。二人は驚いてその病院へ駆けつける。医師の菊池(下条正巳)から戦争なら傷の内にも入らないものだと言われ、二人はホッと胸をなでおろす。そのせいか病室に入った二人は、お見舞いもそっちのけで戦争映画の話を始める始末。自分では重傷だと思い込んでいた太郎は拍子ぬけしてその怒りを三郎と末吉に対してぶちまける。
#27 祭りの夜
年に一度の祭りの日。威勢のよい花火の音につられて佐藤家の兄弟達はおめかしに余念がない。浴衣を着込み、これから盆踊りに出かけようしたちょうどその時、そんな祭の気分も末吉(松山省二)によって一瞬にして消し飛ばされてしまった。高校時代の下級生とデートだというので一足先に出かけた末吉だったが、シャツは破れ、ズボンは泥だらけ、顔にアザをつくり、見るも無惨な姿で帰ってきたのだ。しかも、何を聞いてもふてくされて口を開こうともしなかった・・・。
#28 生きる
或る日末吉(松山省二)は、自分と同じ予備校生が自殺したことを知り激しい衝撃を受ける。同じ境遇にある者として死が他人事でないと感じるのだった。この事件を知った太郎(田中邦衛)達は、末吉をできるだけそっとしてやることにする。三郎(山本圭)は末吉の成長を実感すると共に、末吉に自殺が自分の死に何か意味や価値をもたせるものではなく死への恐れをごまかそうとするアガキに過ぎない、と説く。それから間もなく、末吉は無断で家を空ける。
#29 やさしい娘
久しぶりに大学の同級生・小川(江守徹)に会った三郎(山本圭)は、その夜彼のアパートを訪ねる。両親を失い、経営していた会社も潰れてしまった為、小川は大学を中退して出版社へ就職し、妹の直子(栗原小巻)も小さな製靴会社で働いているという。しかし、以前とはうって変わって小川も直子も過去の暗い影などは微塵もなかった。とくに若い直子の生き生きとした姿は三郎の眼には新たな魅力として感じられた。しかし、道子にそんな想いをよせていたのは三郎だけではなかった。
#30 橋よ、いつの日か・・・
ある夜、三郎(山本圭)のところへ親友・吉岡進(原田芳雄)の父が訪ねてきた。吉岡が家出したという。三郎にとって、自治会の副委員長であり学生デモを主導するいわば学生側の主導者である進が家出をするとは全くの予想外だった。しかし、差し出された名刺からこの親子のあまりにも違った道を知る。進の父は警察官だったのだ。折しも学生デモ鎮静化のために警察の介入が予想され、この親子は何の憎しみもないのに対決しなければならなかったのだった。
#31 陽が昇るとき
ある日の昼下がり、次郎(橋本功)は盛んに手を振る男女をみつけ車を止めた。二人は実(高橋長英)と順子(茅島成美)という恋人同志で、毎日昼食を一緒に食べるのだが今日は遅くなったので順子を工場まで送って欲しいという。次郎は順子を送りながら、自分もこの順子のような恋人が欲しいなと思うのだった。その日帰宅すると太郎(田中邦衛)から見合い話を切り出される。太郎に強引に承知させられた翌日、次郎は昌代(長山藍子)と見合いをする。
#32 爪の跡の記憶
大学四年の三郎(山本圭)は就職先も決まりホッとしていたところ、体育の単位を一単位残しているのに気付き、経済学部の教授・高樹に直接頼んでみることにした。そんな時、三郎はふとした事で教授の娘で、偶然にもオリエ(佐藤オリエ)の高校の同級生の奈津子(加藤博子)と知り合う。翌日、高樹教授宅に訪れた三郎は、教授から単位のことはきっぱり断られてしまうが、その帰り奈津子と話しを続ける内、彼女の口から「私は幸せではありません」という言葉を聞いて驚く。
#33 さよなら
太郎(田中邦衛)は同じ飯場で働く在日朝鮮人の黄英成から結婚の証人になってくれるよう頼まれ、快く承知した。その頃、放送部報の誤植を直しに印刷所へ行った三郎(山本圭)はそこで働く侑子と知り合う。二人はお互いに惹かれあい交際を始める。翌日、再び会った二人だったが、三郎は侑子からどこか淋しげな感を受け不審に思う。その帰り道、街頭でビラをまく朝鮮の若者たちの姿を見て避けるようにして通った侑子の態度を三郎は見逃さなかった。
#34 鈴蘭を刈った男
太郎(田中邦衛)の働く現場に、以前勤めていた会社の上司とその妹の康子(小川真由美)が訪ねてきた。太郎は、この突然の訪問にいささか面食らうが、桜井(塚本信夫)の口からもう一度会社へ戻ってくれと頼まれ、その上康子が自分との結婚を望んでいることを聞かされ、この上ない幸福を感じる。更に佐藤家の恩人である向井(露口茂)が、子供を連れ四年ぶりに訪ねてくる。だが、太郎のはしゃぎようとは対照的に、向井は何か暗い影を宿した表情を見せていた。
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